粗大ゴミ 大田区を解明してみよう
、産業廃棄物と一般廃棄物に大きく2分類される。
固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)をいう」とされており
粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)第2条によれば、「ごみ、
効率、利潤を追求してスピードを上げ続けて、地球の自然環境は保つのか、という疑問です。
こちらでさえ、〝スピード制限″を考えねばならない時期にもう来ているのではないかと私は思います。
いずれにしても、いちばんのカギは「媛急自在」の「自在」の部分にあります。
自分が緩急のペースを選び取るということでしょう。
本書は月刊読書誌「図書」(岩波書店)に二〇〇五年一月号から一五回にわたり連載した「緩急自在のすすめ」を基にしています。
私も加わって作ったNPO「スローライフジャパン」、私が学長をつとめた故郷(大分県日田市)の「自由の森大学」と「森のゆめ市民大学」(富山県魚津市)の活動をはじめ、週末のたびに出かける日本列島各地での見開と体験、そして番組取材など、なるべく〝現場″で起きていることを中心に書きました。
にもかかわらず、この間に私の本棚は関連図書が何段にも増え、関係文書の段ボールは整理がつかないほどになりました。
意識的か、無意識的かは別にして、私たちが「スローライフ」と呼んだ領域への関心がいかに高くなっているかの傍証でしょう。
なるべく論文調を避け、のんびりとしたモノローグを心がけたために、参考文献のいちいちや私にさまざまな教示をしていただいた人たちのことが隠れています。
その全ての皆様に感謝申し上げます。
そして、性来は怠け者の私に終始付き合って、この本を可能にした坂巻克巳さん(新書編集部)にも。
まえがさ「それで人は幸せになるが」スローフード、9・11、一神教ファストフードの時代寿司と蕎麦、そして「地産地消」「食」の荒涼たる光景小さな旅、スローな旅失われた「子どもの楽園」急ぐことで失うもの「スローウエア」「フアストウエア」ロハスのすすめ、森林の危機「木」を見直す長寿と「人間の豊がさ」スローライフ、北で南で「それで人は幸せになるか」「秒」に支配される異常これからひとつの主題をめぐって何事かを語ろうとしているのだが、まずお断りしておかないといけない。
私は何事についても起ち上がりの悪い人間うまりスロースターターである上に、話を脇道に外らし、道草を食う性癖がある。
それは通常は「悪癖」と見なされていることなのだが、今回は主題が主題である。
「緩急自在のすすめ」という副題を掲げてはいるが、グローバル化、IT化の掛け声の下で、そうでなくとも気忙しい現代がさらに速度を上げ、人を急かせているなかで、「嬢急」のうちで「急」よりも「緩」に力点を置いて書くことになる。
つまり、主題にある通り「スローライフ」の効用と意味を語ろうとしている。
これは「悪癖」を助長する口実になりかねない。
本書の基になっているのは雑誌「図書」での連載なのだが、初め、雑誌「世界」で、という話もいただいた。
だが、理路整然とした論調を生命とする雑誌よりも、私の「いい加減」さがあまり目立たないで済む場のほうがよいと私は望んだ。
最初からそんなことを言い出す魂胆のなかにも、今から思えば意図が透けて見える。
因みに「いい加減」は、私が日本人論及び日本語論をやる時のキーワードのひとつなのだが、そこまで脇道に外れると収拾がつかなくなるので、これは別の機会に譲ることにしよう。
いつも私はこういう風にとりとめもないわけではない。
むしろ逆である。
新聞記者、雑誌編集者、テレビキャスターと、ひっくるめてジャーナリストと呼ばれる世界をぐるぐる回りとして間もなく半世紀になる。
なかで新聞記者であったことがいちばん長い。
そこでは、「逆三角形」で原稿を書け、と言われ続けてきた。
時々刻々、ニュースが入って来て紙面が頼湊することが多い新聞では、新しいニュースが入ってくると、その前に入っている記事は末尾から削り落とされるのが常である。
そこに結論が来るような記事は使いものにならない。
人が通常ものを語る場合は、これこれ、しかじかの理由があって結論はこうだと言うものだが、新聞記事の場合は、先ず結論はこうだ、なぜなら理由はこれこれ、と逆転させて書かねばならない。
この冒頭の部分は新聞では「リード」と呼ばれている。
テレビの世界に足を踏み入れてみたら、テレビで伝えるニュースの実に多くが「リード」の部分だけで終わってしまうことに気付いた。
そこは「秒」の世界であり、しばしば舌足らずに結論だけを述べるに終わる。
こうやって原稿を書いている時や講演、講義の時の「迂回」や「脱線」は、そういう強いられた日常の反動ではないかと思う。
そもそも「スロー」ということを考え始めたのも、本来の性格への回帰という面もあるが、この日常への疑問が強く働いている。
年、月、日、時、分、秒という時間の単位のなかで、その最短の単位に支配されて暮らすなんて異常なことではないか……。
私が長年の落語愛好者であることも、私の性癖に多少の(悪)影響を与えているかもしれない。
世界中でこの国にしかない独特の表現形であるこの世界の名人たちから、私は軽妙な語り口はあまり学んでいない。
が、「マクラ」の面白さは知っている。
古典落語の場合、たいていの観客は話の筋やオチをとうに知っている。
にもかかわらず繰り返し、それを楽しみたいと思うのは演者の話術を味わうためだけでなく、そこに導入していく「マクラ」に各人の工夫があるからである。
立川談志のような、時には「マクラ」で終始して本篇に入らず終いの一席を面白いと思うのも、この愉悦ゆえなのだ。
もうひとつ、私の個人的弁明には、私がジェームズ・ジョイスの怠惰で邪な信奉者だということがある。
自分の意識の流れに身を任せて叙述を進めていく、それが快い―などと書き並べていると、読者の忍耐も限界に近付くにちがいない。
そろそろ本題に近付かねばならない。
と言っても、草は急には曲がれない。
いま少し、脇道を歩かせていただく。
道草をしなくなった日本人長い間、心の隅にずっとひっかかっていることがあった。
あの人たちは今、どうしているんだろう・…=。
ジョン・ダワの名著『敗北を抱きしめて』(邦訳、岩波書店刊)は、敗戦の灰の中から起き上がった、アメリカ占領下の日本人の姿を温かい眼差しと時には驚嘆をこめて措いている。
終戦の年、一〇歳の少年だった私には同時代史であり、秀れた歴史家であれば外国人であっても、これだけ違和感のない描写が可能なのだと感銘深く読んだ。
良かれ悪しかれ、今日のこの国を築く礎となったこの時代の日本人に対する共感が行間に読み取れるこの本の著者が、しかし違和感を覚えながら描いているくだりがある。
戦災孤児、浮浪児に対する日本社会の冷たい仕打ちである。
戦争、内乱、貧困は今なお世界各地で数多くのストリート・チルドレンを生んでいるが、敗戦後の日本でも戦争で親を失い、あるいは肉親と離別した孤児たちが街にあふれていた。
ダワーの同著には一二万三五一〇人という数字が紹介されているが、もっと多いと私が感じたのは、自分が同世代ということもあり、彼らが流れ込んで来たのが都市部の盛り場だということもあったのだろう。
とにかく、目に付く存在であった。
しばらく経って、私は学生時代に彼らが収容されている施設でその何人かに会っている。
が、復興、経済成長に突進する時代がその後に続き、その消息を聞くことがなくなった。
忘れ去られて久しい話だった。
が、彼らはその後どんな人生を送り、老年期を迎えた今どうしているのだろう……。
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